DREAM HYPER BATTLE! WARNING!! こちらは『ツナ篇』と対をなす骸主人公の『骸篇〜第3話』のシナリオです。 ストーリーの流れ的にディーノさん含めツナ達側のバッドエンドになっていますので そうした原作とは逸脱した後味の悪いパラレルストーリーが嫌いな方は閲覧をお控え下さい。 並盛中の生徒が謎の集団に次々にやられているという怪事件が巷で起こっていた。 騒動を知り並盛最強の風紀委員長もそれらの輩がいると噂されていた廃墟に乗り込み、そのまま消息を絶っていた。 フウ太に続き雲雀まで行方不明になりツナ達が思わぬ事態に困惑している中、一方でディーノもまた動いていた ディーノ 出て来な。そこにいるのは・・・わかってるぜ 千種 ・・・・・・ ディーノ てめーか?並盛町を騒がせてるってヤローは? 千種 ・・・・・・・ ディーノ 口がきけねーのか?それとも・・・ビビってんのか? 千種 キャバッローネファミリー十代目・・・通称・・跳ね馬ディーノ。なぜ・・・ ディーノ オレがここにいるか…聞きてーのか?退治に来てやったのさ、イタズラしてるってヤローどもをな。 千種 ボンゴレへの義理?同盟を結んでいるから? ディーノ そんな小せぇ事じゃ このオレは・・・動いたりはしねーぜ 千種 なら? ディーノ 可愛い弟分のため・・・とでも言っておくかな 千種 ボンゴレ・・・十代目の・・・? ディーノ そーゆーことだ 千種 そう。じゃあ・・・・壊してもいいんだ ディーノ 壊れるのは・・・てめーだがな ディーノ VS 千種 (ディーノ勝利) 千種 う・・・うう・・・・ ディーノ ボスはどこだ?・・・口わるよーなヤツじゃなさそうだ いい部下持ってるじゃねーか。六道骸 千種 おまえ・・・ ディーノ お?初めて感情表したな。そーか・・やはりこの廃屋のどこかにいるんだな、六道骸は 千種 ・・・・・・ ディーノ てめーは生かしておいてやる。どこへでも行きやがれ 千種 後悔するよ ディーノ オレの前にまた姿を現しやがったら後悔すんのは・・・・てめーだ 千種 ・・・・・・・(黙ってその場を立ち去る千種) ディーノ チッ。ここがオレのあめーところかな・・・・ 廃屋の中へ侵入するディーノは只ならぬ気配を察知する ? ・・・・・・・・ ディーノ !? 骸(ランチア) 貴様・・・・何者だ? ディーノ ・・・・・・ 骸(ランチア) マフィア・・・だな。千種をどうした・・・・・ ディーノ 死んじゃいねーよ 骸(ランチア) 見逃したのか?マフィアにしては甘いな ディーノ オレもあきれてんのさ。どーも直らなくてな 骸(ランチア) だが・・・その甘さゆえ、死ぬことになる。 ディーノ なるほどな、大した自信だぜ。だがな・・・しょせんあやつり人形だ。 (二人の様子を黙って窺う人物が一瞬映る) ディーノ 俺にニセモンは通じないぜ 骸(ランチア) 貴様・・・何を言ってる? ディーノ てめーも、いつまでもうだうだ言ってんじゃねー! このオレがためしてやるぜ、本物かどうかをな 骸(ランチア) なんだと! ディーノ 被害者なんだよ、てめーも!ここからさっさと消えちまいな! 骸(ランチア) オレに向かって・・・! ディーノ あわれなヤツだぜ 骸(ランチア) 貴様を潰す!!千蛇烈覇! ディーノ あわれだな・・・てめーってヤツは・・・・ 骸(ランチア) 貴様・・・まだ言うか! ディーノ どーしてもって言うならしかたねーな。相手になってやるぜ ディーノ VS 骸(ランチア) (ディーノ勝利) 骸(ランチア) ばかな・・・ ディーノ オレの思ったとーりみてーだな。二度と・・・オレの前に姿をあらわすんじゃねーぜ ディーノ おい、どーせどこかで見てんだろ。今行くからな・・・!覚悟すんだな (二人の戦いを眺めていた人物が怪しく笑う) 骸(ランチア) 貴様・・・地獄を見るぞ ディーノ もう何度も見てっからな。今さら、どうってことねーよ 骸(ランチア) ・・・・・・ ディーノ じゃーな 怪しい気配を追っていたディーノは廃墟の最奥の部屋に到着する そこで待ち構えていたのは・・・・・ ディーノ よぉ。ずいぶん探したぜ。おめーか、イタズラの親玉ってのは? 骸 クフフそんなところですかね。そして並盛の新しい秩序 ディーノ ほざけ。並盛は・・・オレのかわいい弟分のシマだ 骸 それは残念です。今度は僕のシマですから彼はいらない。 ディーノ それはどーかな。おめーこそいらねーぜ 骸 クフフフ ディーノ いい加減、出て来な。もうバレてんだ。・・・六道骸! 骸 さすが・・・キャバッローネファミリー十代目。よく来ましたね ディーノ オレ達の情報網を甘く見るなよ 骸 知っていますよ。情報を流しましたから。ヒマ潰しになるかと思いまして ディーノ なに!? 骸 クフフフ ディーノ そーか・・・てめー、そうとういかれてるな・・・! 骸 それ・・・褒め言葉として受け取りましょう ディーノ てめーの居所をつき止めるだけに来たんじゃねーんだぜ 骸 ・・・と、おっしゃいますと? ディーノ 少しは顔色を変えたみてーだな。聞かせてもらうぜ。エストラーネオファミリーとてめーらの関係をな そして…禁断の憑依弾の事 骸 そうですか、そこまで調べがついていましたか。ならば仕方ない。お話しましょう 骸の回想 骸 エストラーネオファミリー・・・彼らこそ抹殺されるべき人間達・・・・ クフフ・・・・・でした すでにこの手で一人残らず地獄へ落としてしまいましたから 僕と二人の部下は、もうご存知でしょうがファミリーの人間です 僕達は父の顔も・・・母の顔も知る事無く育ちました ファミリーの人間が生んだ子供はファミリーの子供なのです それは・・・子供はファミリー共通の財産・・・という意味なのです ですから・・・ボスを中心とした上部の人間達の考え一つでその運命が決まっていく 財産である子供は・・・勿論ファミリーの繁栄のために使われます ファミリーはその頃・・・新興勢力として近隣のファミリーを力で従わせようとしていました だが、戦力には限りがあります そこで彼らは子供達をも兵隊として使うことにしました しかし、非力な子供の力では束になって挑んでも簡単にねじ伏せられる そんな事は目に見えています そこで彼らは考えた 子供であろうと、敵を倒せるようにしようと・・・ 憑依弾 数々の犠牲から悲運の”禁弾”として誕生する―――――――――――――― ディーノ それでマフィア界でも禁弾とされ、作り方もすべて葬りさられた 骸 そうです。いかがです?楽しい話だったでしょ・・・クフフ ディーノ あぁ 骸 僕も楽しかった。さぁ、そろそろ死ぬ時間です・・・キャバッローネファミリー十代目 (MMとツインズ登場) 骸 MM、そしてツインズ MM こんどはあたしにくれるんでしょ、こいつ ジジ・ヂヂ ぎぃいいい MM ちょうだいって言ってるわよ 骸 ありがとう。でもいいです MM またー? ディーノ いいのか?せっかく助けてくれるって言ってんだぜ 骸 調べて下さったお礼に、僕が・・・地獄に送ってさしあげます ディーノ VS 骸 (骸勝利) ディーノ はぁはぁ・・・・もう終わりか? MM コイツ、しぶとーい! 骸 流石キャバッローネファミリー十代目。しかし、もう時間です。これ以上、相手をしてるヒマはありません ディーノ 来ないなら・・・オレから行くぜ MM バカね。素直に倒れちゃえばいいのに ジジ・ヂヂ ぎいぃぃ 骸 MM、ツインズ、後は頼みます ディーノ ・・・・・くっ・・・・ 骸 クフフフフ・・・・ 第4話に続く(骸篇第3話〜跳ね馬 来る! 終) ここでディーノの消息は絶たれます。 後に続いたツナ達も最後は骸に体を乗っ取られてそこで骸篇の物語は終わります